【実体験】 30代の私が新聞奨学生だった頃の生活を振り返ってみた

こんにちは、野田 堅です。

「大学に通うために新聞奨学生を考えているけど、学業と両立できるか不安だな…。」
「苦労してまで学校に通うメリットってあるのかぁ…。」
そんな不安を抱えていませんか?

私もインターネットの口コミを見ると「途中で挫折した」という情報ばかりだったので、本当にできるか不安でした。

 大学卒業するまで継続できなくて途中でやめてしまった人よりも、最後までやり遂げた人の実体験を知りたいですよね。

この記事では、現在30代で読売新聞奨学生制度を使って4年制大学を卒業した(奨学生番号第647121)私が

  

  • 【実体験】新聞奨学生の業務内容
  • 【会社別】新聞奨学生制度ランキングトップ3
  • 新聞奨学生制度を利用するメリット、デメリット3つ

について紹介していきます。
ぜひ、最後までお読みください。

【実体験】新聞奨学生の業務内容

新聞奨学生って、誰もが経験することではない貴重な体験なので、非常にイメージしづらいと思うんですよ。

そこで、経験者の私が新聞奨学生として大学生活を送るイメージがしやすいように、

新聞奨学生1日のスケジュール

通常の日金曜日例外日
2:00起床起床
3:00朝刊配達スタート朝刊配達スタート
5:00~6:00朝刊配達終了朝刊配達終了電話当番
7:00朝食朝食電話当番
8:00通学通学電話当番
9:00~14:15大学大学(PR業務)
15:30夕刊配達スタート夕刊配達スタート(PR業務)
17:30夕刊配達終了夕刊配達終了後チラシ入れ(PR業務)
18:00~21:00自由時間自由時間
22:00就寝就寝
新聞奨学生時代の私のスケジュール

①朝刊配達

早朝2:00に起床し2:30に業務開始。
部数300前後にチラシを入れる業務からスタート。
最近はWebメディアが急速に発達してきたので部数が減ってきて、さらに配達時間が短くなる可能性も。
天候が悪い場合でも7:00までに終わるので余裕で授業に間に合いますね。

➁夕刊配達

200部前後くらいを15:00から配達。
3限をとっている場合は講義が終わったあと、すぐに店舗に戻らないと間に合わないですが、私の場合店長にお願いして30分遅れて配達していたので、柔軟に対応してもらえます。

③チラシ入れ

土曜日の新聞はチラシが多くなることが多いため、金曜日は分けられたチラシをドッキングする作業があります。こちらも大した業務ではなく、慣れれば18:00から18:30には終了できるはず。

④PR業務

たまに地域の商店街やお店から依頼されて、PRのチラシ配達業務があります。部数が多いことがありますが、朝刊配達と同時にポストに投函できれば作業効率はアップ。自分の配達区域を詳しく知る良い機会になりますし、地域との「つながり」を感じるには絶好の機会。

⑤電話当番

毎日ではないですが電話当番があります。電話を受けて、配達員の不着・不配のミスをカバーしてお客様に対して、謝罪と誠意を持って新聞を届ける業務。怒られることが多いですが、責任感を持って仕事に取り組むスキルが身につく、社会勉強の場になります。

不着・不配とは配達員のミスによって新聞が届かないことを言います。

配属される店舗の実態

配属される店舗は選べないので、完全に運です。申し込みが早ければ、学校に近い店舗に配属してもらえる等優遇してもらえるみたいなので、やると決めたら積極的に申し込もう。

はじめは慣れないことも多く人間関係にも苦労しましたが、慣れれば日々の生活は充実
していました。

結局のところ、継続できるかできないかは自分次第。決して楽な仕事ではないですが、プラスの面にも意識して目を向ける必要があると思っています。

【会社別】新聞奨学生制度ランキングトップ3

どの新聞社も、学費免除額と給料に大きな差はありませんでした。
実体験談として私が選んだポイントは以下の2つ

  1. 発行部数の多さ
  2. 待遇の良さ

この基準に従ってランキング形式でまとめてみました。

【会社別】新聞奨学生制度ランキングトップ3(2022年4月現在)

1位 読売育英奨学会
2位 朝日奨学会
3位 日経育英奨学会

新聞奨学会名発行部数(全国版朝刊のみ)待遇の良さ(3社比較)
読売育英約700万部・学費免除上限額は520万円
・通勤定期代は3500円を超えた額を免除
(上限なし)
・水道光熱費は基本料金のみ免除
・一軒一軒の距離が比較的短く業務の負担が少ない
朝日約500万部・学費免除上限額は520万円
・通勤定期代は5000円を超えた額を免除
(適用上限額1万円まで)
日経育英約200万部・学費免除上限額は450万円
・通勤定期代は5000円を超えた額を免除
(適用上限額1万円まで)
・集金業務がなくても学費免除額が多い

自分で業務内容に応じたコースが選べるという点。
業務内容が多ければその分学費免除額が大きくなるわけですが、学費免除額と学業の両立という観点から、Bコースで十分ではないかと思われます。

Aコース・朝・夕刊配達
・集金業務
Bコース・朝・夕刊配達のみ
Cコース・朝刊配達業務のみ

迷ったら、読売新聞奨学会で良いと思います。
参考までに私の立て替え証書を掲載しておきます。

私の新聞奨学生時代の立て替え証書

立て替え証書は発行されますが、しっかり卒業まで続けることができたら、上限金額を超えなければ費用負担は一切ありません。

新聞奨学生制度を利用するメリット、デメリット3つ

新聞奨学生をやるか考えたけど、やはり勇気が出ない。私もやるかやらないかで迷った時期があったので気持ちが分かるんですよね。

そんな不安を払拭させるために、経験談に基づいたメリット・デメリットをまとめました。

基本的にメリットは卒業後に実際感じたこと、デメリットは新聞奨学生時代に感じたことなので、新聞奨学生制度を利用するときは、「将来の自分のために今苦労する。」のスタンスでいた方が良いのかもしれません。

メリット3つ【実体験談】

  1. お金の心配がいらない
  2. 卒業後返さなくて良い
  3. 精神が強くなる

①お金の心配がいらない

とにかく奨学金だけではなく、あらゆる待遇がついていて学生のサポートが手厚いです。
寮も与えられて家賃も無料なので、安心して学業に専念できます。

また、給料は別に支給されるので貯金もしやすいと思います。
卒業後のために準備金を貯めていた方もいるので、自立するには良い環境です。

➁卒業後返さなくて良い

給付型の奨学金なので卒業後返済する必要がないです。つまり、学生生活を送っている間のみ頑張れば、経済的には他の卒業生と同じスタートラインに立てるわけです。

貸与型の例として日本学生機構があり、卒業後に返さなくてならない上に、利子が年で1%~3%ほどかかります。とても良心的な年利ですが、卒業後学費返済の心配はしたくないものです。

③精神が強くなる

残念ながら、社会人になって辛いことは少なくないです。そんな時、私は雪の日の新聞配達を思い出しています。

凍える寒さ、雪で進まない原付、かじかむ手。そんな体験を乗り越えたら、どんな荒波にも動じない精神力・継続力・忍耐力が鍛えられます。

デメリット3つ【実体験談】

  1. 朝2時に起きなければならない
  2. 4限以降の講義に出られない
  3. サークルに入りずらい

①朝2時に起きなけれならない

朝2時起床で夜21時~22時に就寝する日々を送ります。最初のうちは起きられなくて、何度も遅刻しそうになりましたが、そんな時は奨学生仲間が助けてくれました。

慣れるまでが大変ですが、適切な仮眠タイミングをつかめてきますし、プライベート時間の確保もうまくなっていきます。

私はよく夕刊配達後に、サッカー観戦や音楽ライブに行ったりして、有意義に過ごしていました。

➁4限以降の講義に出られない

毎日のように3時から夕刊配達があるので、必然的に4限以降の講義が出られません。必要単位数は確保しなければならないので、スケジュール管理に苦労しました。

大学2年時までは講義が取りづらく、学生支援部にかけあって経営学部の私が心理学部の講義を受けることで、必要単位を満たす特別措置を取らせてもらうこともありました。

自分の工夫次第でどうにでもなります。

③サークルに入りずらい

サークルに入れないと言い切ることはできませんが、非常に入りにくいです。

夕刊配達後の17:00~22:00は貴重な自分の時間であると同時に、学校の課題に取り組む時間でもあります。次の日の朝刊配達に備えることを考えるとサークル活動はかなりハードではないでしょうか。

サークルでの友達作りが難しい一方で、同じ新聞奨学生仲間で交友関係を深めると大学生活が充実します。同じ悩み、同じ苦労を抱えていて、休みの日程も調整しやすいので旅行を行ったりもできますよね。

私の場合は、日程をすべて合わせてくれる親友がいたので、音楽ライブ、サッカー観戦、国内旅行と大学生活が充実しました。

新聞奨学生制度と日本学生支援機構との比較

別に無理して新聞奨学生やらなくても、普通に奨学金を借りて大学生活楽しめば良いじゃん。
私も大学生になる前は、給付型と貸与型で悩んだので気持ちは分かります。

それでは具体的に、給付型の新聞奨学生制度と貸与型の日本学生支援機構との比較をしていきます。

新聞奨学生制度日本学生支援機構
奨学金の種類給付型給付型と貸与型
借入の条件継続できれば給付・給付型は貧困層であること(家計条件が厳しめ)
・貸与型は学業成績によって利息が有無が決定
奨学金の返還なし貸与型はあり(卒業7か月経過後)
学生時の返還なしなし
年利なし大体1~3%

日本学生支援機構の奨学金にも給付型はありますが、ほとんどの方が貸与型の利息ありの条件に当てはまるのではないでしょうか。

国が運営している教育ローンなので、利率は良心的な数値ですが社会人になって返済しなければならないのは将来不安ですよね。

例えば100万円借り入れて1%の年利がかかる場合、1年後101万円の返済しなければなりません。

大学卒業後の初任給20万円から社会保険等が引かれて手取り16万円。そこから家賃、水道光熱費、奨学金が引かれて手元に残るお金は…。考えたくありません。

学校側が運営する奨学金制度もありますが、条件が厳しいことが多いようです。

誰でも給付型の奨学金を受けるには新聞奨学生制度が適しています。

まとめ

心理学的に人はマイナス要因に作用されやすいので、どうしてもデメリットの方が世に出回りやすいですが、経験者の私にとってはとてもメリットの方が大きいです。

私の周りで貸与型の奨学金制度を利用して、社会人になった今とても苦労している人が少なくないです。

少し経験しただけの体験談を鵜吞みにせず、選択肢の1つとして少しでも金銭的な不安が少なくなり、未来を切り開くための助けとなることを願っています。






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